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2009/07/02

書いたことなかったので

私はたまに、マツダ党なの? と聞かれる。

 

思えば、たしかその点について書いたことがなかったので、この機会に書いておきたい。

 

 

 

まぁマツダ党ってのは、「マツダ車サイコー!!」的な嗜好の人のことなわけですが、結論から先に言うと、私はマツダ党じゃないです。

 

もう少し詳しく、それじゃ他のメーカーとかはどうなの? 的な観点から。

 

 

まず、トヨタは嫌いです。

 

何よりデザインがダメ。

機能性を表現したわけでもなく、デザイン性を優先したわけでもない。

必然性のない凹凸の塊。
見た者に訴えるものがない。
だからたやすく某大陸系メーカーにクローンを作られるし、クローン専門メーカーが出したコンセプトカーにもデザインで負けてしまう。

 

そもそも、一番数を売ってるメーカーなのに、将来のクルマ社会を形成する若い世代が腕を磨いたりクルマの良し悪しが分かるようになるような、そんなクルマを作れてない。

シェアトップの責任は、環境に配慮することよりも、買って乗る側を含めたクルマ業界に、より良い未来を作ることだ。

 

 

ホンダは嫌いじゃないけど、最近よく分からないメーカー。

元々私は、VTECや昔のドッカンターボのような、アクセルの操作量とエンジンの出力がリニアじゃないシステムは好きじゃないんだが。

 

近頃はデザインが迷走している。

中身で純粋なホンダスピリットを出せないのなら、せめて見た目でアピールすればいいのに、表現できていない。

あと、ホンダはVTECに頼りすぎず、エンジンの素性のよさも求めていくべき。
カラクリなしで制御もシンプルだけど、乗り手次第で楽しく走れるクルマが必要。
まぁFitがそれっぽい感じではあるけど。

 

 

日産は色々迷走している。

R32は良い車だったが、あの頃の良さはどこに行った?

今売っててスポーツカーと呼べるものは、大きくて高価で収益を上げるためのクルマに成り果てていないか?

経営の苦しさが、一番ラインアップに現れているのは日産かもしれない。

S15シルビアを復活させれば、かつての日産ファンは諸手を挙げて帰ってくるだろうに。

 

 

三菱は、ある意味客が望むものをよく分かってる。

 

ギャランフォルティスのフロントフェイスは、ギャランVR-4を愛したが買い換えたいと思わせるクルマが無かった人々にとっての光明。
信頼できるスポーツ四駆は寒冷地での実用性を求める客層にとっても魅力。

経営的には、コルトの魅力をもっとアピールすべき。

海外ではギャランフォルティス同様の逆スラントノーズを与えられ、けっこう好評らしい。何故国内仕様はそのままなのだろう?

 

 

スバルは、そのシンボルたる星を見たくとも、空が曇ってしまっている感じ。

 

プロドライブに振り回された挙句ラリーとの関係を失い、性能に見合うエクステリアも与えられなかったインプは、見てて気の毒になることがある。

街で見かけるドライバーも、何故か額にシワを寄せて不機嫌そうに走ってる。

低く前方に伸びるボンネットと、一目でスバルだと分かると同時に飽きの来ないデザインが美点だったはずのレガシィは、そうではなくなってしまった。

あらゆる点で、トヨタ的になりすぎてしまっている。

 

 

スズキは、スズキ式の戦略をきっちり続けている点を評価している。

ただ、安全装備に金がかかりすぎるのか、乗り味はあと一歩上を目指して出して欲しいところ。
ラパンのリアスタビ、何故省略した?

もっとも、スイフトは将来名車と呼ばれる可能性を持つ。

ABCペダルが軽自動車からの流用ではなく、適正なタッチとストロークを備えたものだったなら、私も買っていたかも。

 

 

ダイハツは、トヨタに余分な仕事をさせられすぎているような気がする。

子会社になったのなら、もう少しラインアップをこじんまりさせて特色を明確にすべきだろう。

 

 

そしてマツダはというと、不況で苦しんではいるが、マツダがマツダであるために譲ってはならないものは守っている。

 

200万円台からのFRスポーツが2種類(RX-8とロードスター)もあるというのは、実際驚くべきことだ。

クルマを走らせる楽しさを教えてくれる力を、この2台は確かに持っている。

対してトヨタは、今後数十年にわたって「運転の楽しさって何?」って世代をメインの客にしなければならないような状況を自ら作っている。

クルマと疾る。それだけで楽しい。
そういう体験なくして、将来好きな車を買える年になった時、本当に乗るべきクルマがどれなのか選べるはずもない。

 

リッターカーにおいても、デミオSPORTは操る楽しさを確かに持っている。
走らせてみると、存外に楽しくて驚いてしまう。

世界販売の主軸になるアクセラは、先代と同様かそれ以上の評価を得られるだろう。
現行型でフラットかつスムーズな乗り心地とi-stopによる燃費向上を得たが、同時にハンドリングのダイレクト感も増している。

主に北米向けのパッケージであるCX-7については、まぁ方向性としては上記の車種とは違うものがあるのだろうけど。

 

振り返れば、FD型RX-7の美しさは歴代の国産車の中でもまさに傑作。
芸術の域に達していた。

FRオープンツーシーター、ロードスターという存在は、20年もの間途切れることなく、操る楽しさを教え、ドライバーを育てる存在として愛され続けてきた。

数を売って利益を出すという点においてはいずれも難しい位置にあるが、それでも絶やそうとしないのは賞賛に値する。
他のメーカーは次々に投げ出して、復活の試みも延期あるいは中止してしまっているのだから。

 

 

 

そして、というかそもそも私のクルマに関する好みはというと、何よりクルマとしての基本に忠実かつ誠実なクルマが好きだ。

 

走る・曲がる・止まる。その全てをドライバーが操り、車とともに道を往く。

本来クルマならどれだってできることだが、いまどきのクルマよりも、むしろ現在では「旧車」と呼ばれるクルマの方が、それができていた。

それを今でも「ただ走るだけで楽しい」と言えるレベルで実現している車は少ない。
いくら高性能なクルマでも、その「性能」が一線を越えると「操る」ではなく「運転させてもらう」になってしまう。

その点で大いに評価すべきメーカーが、今の日本にはマツダしか無い。

 

つまるところ、走ることが好きだから、ただ買物に行くだけの時ですらそれを楽しませてくれるロードスターが、他のどの車より好きということなのだ。

幌車でなくとも、ロドに匹敵する楽しさを得られるならきちんと評価するが、実際のところはこれに並ぶものが無いのだ。

 

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