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2010/04/21

襲来、モノトーン4人衆

デモンズ日記じゃないものを書くのが、ずいぶん久しぶりな気がする。

 

 

 

人嫌いだったのを餌付けして慣らした3匹のうちの紅一点、サバトラさん(仮)にまつわるお話。

 

 

しばらく前に、サバトラさん(仮)が妊娠していることが判明。

小柄な身体がとりわけ丸くなっているように見えるお腹は、日に日に目立つようになってきていた。

 

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そして数日前。

いつもは、俺の作ったぬこ小屋で夜を明かすのは専ら三号君(茶トラのオス)だったけど、この前日あたりからは、夜もサバトラさん(仮)がぬこ小屋で寝るようになっていた。

ちなみに、ぬこ小屋は我が家の軒下に設置されている。

前日には乳腺の張りも目立ってきていたので、そろそろかな~とは思っていたのだが・・・

 

深夜。
なんとなく家の外に出てみると、三号君が扉の前でじっとしている。

裏山にやってきた体格のいいトラ猫にケンカを売られることがよくあって、そういう時はよく警戒モードに入ってるものだが、ケンカがあった気配はないし、周囲にも奴の姿はない。

 

よく見ると、ぬこ小屋にはサバトラさん(仮)がいる。

せっかくだから撫でていこうと小屋に手を入れると、指を舐めてくる。

舐めたがりの三号君と違って、いつもなら撫でられるとあごの下や耳の裏など、撫でられたい場所を差し出してじっとするのだが、この夜だけは違っていた。

 

気になって、改めてよく見ると、サバトラさん(仮)の腹部に見慣れない小さなもの。
生まれたばかりの子猫だ。
サバトラさんの出産が始まっていたのだ。

どこで出産するのか気になってはいたが、まさかこんな近くで生むとは思いもしなかった。

 

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この仔猫、模様は母にそっくり。

すでに身体はきれいにされており、毛も乾いてふわりとしている。
おぼつかない足で伸び上がりながら、一心に乳を吸っている。

体長は5~7cm程度。
大きさといい模様といい、ジャンガリアンハムスターを連想させる。
こうなると、気になって寝ている場合じゃない。
その後しばらく、時間をおいて様子を見ることにした。

 

時間をおくのは、母猫を刺激しないため。

本来、出産前から母猫は警戒心が大いに高まるもの。
いつもは仲のいい相手でも、この時ばかりは邪魔者扱いするのが普通だろう。

最初に気付いた時の反応から、俺が近づいてサバトラさんを撫でる程度ならば全く警戒はしないようだが、念のため、できるだけ邪魔をしないようにしないと。
同じ理由から、写真撮影は自粛した。

もっとも、いつも三号君にケンカをふっかけに来る黒トラが近づくと厄介なので、来てしまった場合は追い返してやるべきだろうけど。

一応、茶トラの三号君も気になって遠巻きに様子を見ているし、黒トラが来たら対応してくれるだろうけど、まともにケンカになってしまうと分が悪い。
あっちは三号君と比べると身体が一回り大きいし、いかにもたくましい身体つきで力も強そうなのだ。

 

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しばらくしてまた見に行くと、またしても警戒されない。
どうも、俺は寄り付いても安全だと考えているようだ。
そしてもう一匹確認。

(確認できた順で)2匹目は、薄茶色っぽい。
茶トラだろうか??

 

数が増えてくると小屋の外に転がり出る仔もいるかもしれないので、ペットシーツを折りたたんで入り口に壁を設置。
周囲を探る程度の隙間はあるし、保温にもなるだろう。

 

さらに時間をおきながら時々様子を見ると、徐々に数が増えてきた。

白っぽいのとか、黒っぽいのとか、また白っぽいのとか、都合4匹を確認。

5匹いた気もするのだが、一度に見ることができたのは最大で4匹。
いたはずなのに姿が見えないと思うのは、薄い茶トラのように見えた仔だ。
真っ暗だし、最初に見た時はまだ毛が湿っていたので、色が違って見えたのかもしれない。

 

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すでに空はすっかり白み、周囲はけっこう明るくなった。

いずれも身体があらかた乾いているところから、生まれるのはこの4匹で全部である可能性が高そうだと判断し、そこで仮眠を取ることにした。

 

起きてまた様子を見ると、仔猫はやっぱり4匹。
身体は綺麗に舐めてあるし、もちろんへその緒もきちんと切ってある。
乳を飲みやすい体制をとって、不安定な姿勢で飲んでいる仔には片手を添えてあげるなど、母親としての振る舞いは立派なもの。

俺の知る限り、サバトラさん(仮)は他の猫の出産に立ち会ったことなどない。
俺がこれまでに見知った猫の多くがそうであったように、見たことがなくても出産の時に何をすべきかは心得ている。
その身の内に、どうすればいいか刻まれているのだ。

 

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カリカリを差し入れすると、すごい勢いで食べる。
さすがに空腹だったようだ。
さらに水を用意すると、がぶ飲みしてすぐになくなってしまったので、また汲んでいつでも飲める場所に置いておくことに。

そのそばにカリカリのおかわりも置いてみると、また食べてた。完食はしなかったが、好きな時に残りを食べてくれればいい。

 

三号君も落ち着いたのか、サバトラさん(仮)から離れてゆったりし始めた。
おそらく、出産は終わりなんだろう。

仔猫がのそのそ歩くようになっても迷子にならないよう、ぬこ小屋の周りに簡単な段差を設けてバリケードを作り、後のサポートは食事と水の提供くらいにしておくことに。

 

昼にはだいぶいつもの調子が戻ってきて、予備にと小屋の前に置いたカリカリまで、すぐに平らげてしまう。

あげないと「食わせろ~」と出てこようとするんだが、そのたびに仔猫がバリケード内に放り出されたりして、ちょっと危なっかしい。

仔猫たちが鳴きだすと、すぐに小屋に戻るんだけど・・・
素に戻るとやっぱり子供っぽいのぅ。

 

ではここいらで、生後24時間ほどの4匹の写真を。

ちなみに、飯を食ってるサバトラさん(仮)の横にカメラを差し出して撮ったものだが、やはり意に介さずといった具合だった。

100420_n1

 

100420_n2

 
  • 母によく似た、腹側が白くて背中側が縞々
  • 全身黒トラ模様
  • 全身真っ白
  • 耳と尻尾がトラ模様&腰に2つ黒ぶち

といった内訳。
黒ぶちの子は尻尾が長くて固着なし、他の3匹は尻尾が曲がってる。

茶色はわずかに混ざってる程度で、見事に白黒ばかりである。
故に、とりあえず「モノトーン4人衆」と呼ぶことにした。

ちなみに真っ白は、うちの周囲では非常に珍しい。

 

家の中からもみじが俺を呼ぶ声が聞こえてきた時、サバトラさん(仮)は何やら警告っぽい感じの声をかけていたから、一応相手によっては近寄ってほしくないらしい。

俺の扱いはというと、小屋の様子を見に行くと、サバトラさん(仮)が出てきて「子供は任せた」と言わんばかりに周囲をうろついてみたりする。

ずいぶんと信用されてるもんだのぅ。

 

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